家賃を受取った時(受取家賃・受取地代)の仕訳の基礎

会社が自社ビルの余剰スペースや土地などを他者に貸し付け、毎月家賃を受け取ることがあります。このような会社が受取る家賃はどのように記帳すればよいのでしょうか。

これらの収入は、受取家賃(土地を貸しているときなどは受取地代)という収益グループの勘定科目を使って記帳します。収益グループの勘定科目の仕訳ルールは、発生は右側(貸方)、取消は左側(借方)に記帳することです。

では、下記の具体例で家賃を受け取った時の仕訳をご確認ください(なお、ビルや土地などの賃貸を本業として営んでいる場合は受け取った家賃は本業からの収益という意味で売上として処理しますのでご注意ください)。

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受取家賃・受取地代の仕訳例

当社が保有するビルに入居しているテナントから当月分の家賃として30,000円が当社の普通預金口座に振り込まれた(なお当社は不動産賃貸業をメインとしている会社ではない)。

借方 金額 貸方 金額
普通預金 30,000 受取家賃 30,000

受取家賃という収益が30,000円発生していますので、右側(貸方)に「受取家賃30,000円」と記入してください。同時に普通預金という資産が30,000円増加していますので左側(借方)は「普通預金30,000円」となっています。

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