小口現金を使って経費を支払った時の仕訳の基礎

小口現金(こぐちげんきん)とは、日々の少額な経費の支払いに備えて社内に備え置かれた現金のことをいいます

小口現金を使って経費の支払いを行った時は小口現金が減少するのですが、小口現金は実務処理や経理処理をより簡略化するための制度ですので現場で小口現金を使用してもその都度ごとに経理に報告して小口現金の仕訳をおこなうことはありません(使用のたびに経理部への報告し、経理部で帳簿をつけるのは手間がかかりすぎます)。

小口現金の使用は1週間に1度や1か月に1度など、その期間の使用額をまとめて経理部に報告し、経理部はその期間の使用額をまとめて帳簿に記帳します。
したがって小口現金を預かった部門で実際に小口現金を使って経費の支払いを行ってもその時点では仕訳は行わないのが一般的です。

借方 金額 貸方 金額
仕訳なし

では問題形式で小口現金使用時の仕訳を問われた場合の解答をみていきましょう。

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小口現金の使用した時の仕訳例

営業部において従業員の取引先までの交通費300円を小口現金から支払った

借方 金額 貸方 金額
仕訳なし

小口現金は1週間や1か月の使用額をまとめて経理に報告し、経理はその報告に基づいて記帳(仕訳)をおこないます。
したがって現場で小口現金を使用した段階では仕訳は行わないません。

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