全経簿記検定とは

全経簿記検定とは、公益社団法人全国経理教育協会が実施する簿記技能検定です。
1956年に第1回が実施され、1983年には日商簿記検定同様、最上位級である上級合格者に税理士資格の受験資格が与えられるなど、日商簿記検定に匹敵する長い歴史のある簿記検定試験です。全国経理学校協会が実施する簿記技能検定であることから、専門学校の受験生が多いのが特徴です。
全経簿記検定には試験科目・難易度などに応じて上級と1級から4級までの5つ等級があり、誰でも何級からでも受験することができます。なお、2014年より試験回数が年3回から年4回へ変更されています(ただし上級は年2回)。

各級の試験科目・試験時間

試験科目 試験時間 日程 合格率
上級 商業簿記・工業簿記・原価計算・会計学 3時間 年2回 約15%
1 会計・工業簿記
(科目別合格可※)
3時間 年4回 会計約40%
工簿約50%
2 商業簿記 90分 年4回 約60%
3 商業簿記 90分 年4回 約70%
4 商業簿記 90分 年4回 約70%

※会計または工業簿記の1科目だけ合格し、1年以内に残りの科目に合格した場合において1級合格証書の交付となります。

試験日程は毎年2月・5月・7月・11月に行われます(ただし上級は2月・7月の年2回)。
maeすべての級において受験資格はありません。誰でも何級からでも受験できます。
なお、各級とも1科目100点を満点とし、全科目得点70点以上で合格となります。ただし、上級は各科目の得点が40点以上で全4科目の合計得点が280点以上で合格となります。