簿記の仕訳では、勘定科目（取引の内容を簡単に表す単語）を使用して取引を記帳します。
この勘定科目はその内容によって資産・負債・純資産（資本）・収益・費用の5つのグループに分類されます。
ここでは、収益グループの仕訳・記帳についてみていきましょう。

簿記の仕訳を考えるうえにおいて、収益とは、利益や財産の増加要因をいい、売上や受取利息など、企業の稼ぎや儲けを表します。

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収益グループの仕訳例

収益グループに属する勘定科目の仕訳のルールは、発生した時は向かって右側（貸方）、取り消された時は向かって左側（借方）に記入するということです。以下の例のご覧ください。現金1,000円で商品を売り上げた時の仕訳例です。

商品を販売した（売り上げた）ときの記帳方法はいくつかありますが、一般的には「売上」という勘定科目を使用します。

上記の具体例では、商品を現金1,000円で売り上げています。売上は財産の増加要因（ここでは現金が増加しています）となる収益グループの科目ですので、発生した時は右側（貸方）に記入します。いっぽう、現金は資産グループの科目ですので、増加した時は左側（借方）に記入します。