勘定科目とは

勘定科目とは、仕訳において取引の内容を表す単語をいいます。

仕訳においては、一つの取引を2つの要素に分解し、2つの要素を左右対称に記録することになります。
たとえば、機械を現金100円で購入したという取引の仕訳は以下のようになります

借方 金額 貸方 金額
機械 100 現金 100

上記の機械や現金などの取引の内容を表す単語が勘定科目です。この勘定科目は各種帳簿にも使用され、取引の内容や各種資産の残高などを容易に知ることができます。

勘定科目の名称に関して、特に明確な決まりはありませんが、一般的に使用される勘定科目としては以下のようなものがあります(勘定科目は単に「科目」と表現されることがありますので、実務や学習の場において「科目」ということ言葉をお聞きになった場合には勘定科目の事だと思ってください)。

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おもな勘定科目について

1.資産グループに含まれる勘定科目

現金 現金取引を表す勘定科目です。通貨・貨幣のほか他人振出の小切手なども現金として取り扱います。
普通預金 普通預金口座を使用した取引の際に使用します。
当座預金 当座預金口座を使用した取引の際に使用します。
売掛金 掛け債権を表す勘定科目です。

資産グループの仕訳ルールの詳しい解説は資産グループ(勘定科目)の仕訳ルールをご参照ください。

2.負債・資本グループに含まれる勘定科目

買掛金 掛け債務を表す勘定科目です。
借入金 借金を表す勘定科目です。1年以上の長期にわたる借入金は長期借入金という勘定科目を使用することもあります。
社債 自社が社債を発行した時の勘定科目です。なお、他社が発行した社債を購入した時は、資産となりますので、有価証券という資産勘定を使用します。
資本金 株主からの出資金を表す勘定科目です

3.収益・費用グループに含まれる勘定科目

売上 商品を販売した時の収益を表す勘定科目です。会社の利益の源泉となります。
仕入 販売するための商品を購入した時などに使用する勘定科目です。
賃金・給与 社員や従業員に給与を支払った時に使用する費用勘定です。
支払利息 借金に対する利息を支払った時などに使用する費用勘定です。

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