有価証券の表示区分と表示科目のまとめ(表)

売買目的有価証券・満期保有目的債券・子会社株式・関連会社株式・その他有価証券などを貸借対照表に計上する際、どこに表示すればよいのか、どのような科目で表示すればよいのかをまとめると以下のようになります。

有価証券の分類 表示区分 表示科目
売買目的有価証券 流動資産 有価証券
満期保有目的債券
(1年以内に満期の到来するもの)
流動資産 有価証券
満期保有目的債券
(1年を超えて満期の到来するもの)
投資その他の資産 投資有価証券
子会社株式
関連会社株式
投資その他の資産 関係会社株式
その他有価証券
(1年以内に満期の到来する債券)
流動資産 有価証券
その他有価証券
(上記以外)
投資その他の資産 投資有価証券など

金融商品会計基準(簿記や会計のルールを定めた基準)では「売買目的有価証券及び一年内に満期の到来する社債その他の債券は流動資産に属するものとし、それ以外の有価証券は投資その他の資産に属するものとする。」と規定しています。

また表示科目については財務諸表等規則や会社計算規則(財務諸表の作成方法などをまとめた規則)の流動資産の表示区分・投資その他の資産の表示区分というところに規定されていますので、根拠規定などを確認したい場合はこれらの会計基準や財務諸表等規則などをご参照してみてください。

スポンサードリンク