電話代や切手代(通信費)の仕訳の基礎

会社や事業主が事業活動を行うにあたっては、電話や携帯電話の通話料、あるいは切手やはがき代など他者と連絡・通信するための費用が日常的に発生しています。では、これらの通信手段のための費用はどのように記帳すればよいのでしょうか?

これらの費用は、会社や個人事業主の経費として通信費という費用グループの勘定科目を使って記帳します。
費用グループの勘定科目の仕訳ルールは、発生は左側(借方)、取消は右側(貸方)に記帳することです。
では、下記の具体例で電話料金や切手代などを支払った時の仕訳をご確認ください。

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通信費の仕訳例

(具体例1 電話料金の支払)
事務所の電話料金5,000円が普通預金口座から引き落とされた。

借方 金額 貸方 金額
通信費 5,000 普通預金 5,000

電話料金を支払うことにより、通信費という費用が5,000円発生していますので、左側(借方)に「通信費5,000円」と記入してください。同時に普通預金という資産が5,000円減少していますので右側(貸方)は「普通預金5,000円」となります。

(具体例2 切手の購入)
取引先への書類を郵送するため、120円切手を1枚購入し、代金は現金で支払った。

借方 金額 貸方 金額
通信費 120 現金 120

切手代を支払うことにより、通信費という費用が120円発生していますので、左側(借方)に「通信費120円」と記入してください。同時に現金という資産が120円減少していますので右側(貸方)は「現金120円」となります。

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インターネット接続のための費用(通信費)の仕訳の基礎

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