期首・期末(決算日)とは

期首とは、会計期間の最初の時点をいい、期末とは会計期間の最後の時点をいいます。

たとえば3月決算の会社を例に考えてみましょう。
3月決算の会社とは4月1日から翌年の3月31日までを会計期間とする会社です(学校と同じイメージです)。この場合、会計期間の最初の日である4月1日が期首、会計期間の最後の日である3月31日が期末となります。
なお、この会計期間の最後の日である3月31日は決算日などとも言います。

いっぽう個人事業主の場合は、税金との関係により、1月1日から12月31日の1年間を会計期間としますので、個人事業主の期首は1月1日、期末が12月31日となります。

期末(決算日)は1年の最後の日なので、会計上は様々な処理(決算整理)が必要となります。1年の最後12月31日に大掃除を行うのと同じようなことを簿記や会計でも行うことになります。

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様々な会計期間と期首・期末の例

上記のとおり、個人事業主の場合は税金計算(確定申告)との関係で必ず1月1日から12月31日までの1年が会計期間となります。
いっぽう、会社の場合はそのような決まりはありませんので、様々な会計期間や期首・期末があります。

たとえば、9月決算と呼ばれる会社の期首と期末はどのようになるでしょうか?
9月決算と呼ばれる会社は、9月の末日を期末(決算日)とする会社ですので、10月1日が期首、翌年の9月30日が期末となります。
では、2月20日決算と呼ばれる会社の期首と期末はどのようになるでしょうか、考えてみてください。

3月決算 4月1日を期首、3月31日を期末とする会社です。学校の学年と同じイメージです。
9月決算 10月1日を期首、9月30日を期末とする会社です。
12月決算 1月1日を期首、12月31日を期末とする会社または個人事業主です。個人事業主は確定申告との関係でこの期間を会計期間とします。
2月20日決算
(2月決算)
2月21日を期首、翌年の2月20日を期末とする会社です。スーパーなどの小売業でみられる会計期間です。

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