売掛金とは、商品やサービスをツケで売ったときの代金債権をいいます。(逆に買った時のツケは買掛金といいます)。
企業同士の取引では、ツケ払いが非常に多く行われています。「月末締め、翌20日払い」という言葉を聞いたことはありませんでしょうか。これは月末でいったんそれまでのツケ代金を集計し、翌月20日にまとめて代金を支払います、という意味です。サラリーマンの方だと給料などをイメージすればわかりやすいかもしれません。この時の未収の代金が売掛金です。
この売掛金は企業にとっては、代金を払ってもらえる権利ですのでという資産として扱われることになります。
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売掛金の仕訳例
例えば商品1万円をツケで販売した時の仕訳は以下のようになります。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
売掛金 | 10,000 | 売上 | 10,000 |
借方(左側)には売掛金という資産の増加、貸方(右側)には売上という収益の発生を認識します。次に代金を回収した時の仕訳は以下の通りです。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
現金 | 10,000 | 売掛金 | 10,000 |
売掛金という資産が減って、現金という資産が増えるわけですから、借方に現金の増加、貸方に売掛金の減少を持ってきます。