電車・バス・タクシー代(旅費交通費)の仕訳の基礎

多くの会社において非常によく発生する費用に、「移動のための経費」というものがあります。例えば、社員が取引先に移動する際の電車代や、出張の際に掛かった新幹線代・ホテル代など、これらは会社が事業を行う中で頻繁に発生する経費の一つです。このような「移動のための経費」はどのように記帳すればよいのでしょうか?

社員が取引先に移動する際に掛かった電車代・バス代やタクシー代、あるいは遠方へ出張する際の新幹線代やホテル代など、業務上において必要な移動のための費用は旅費交通費という費用グループの勘定科目を使って記帳します。
費用グループの勘定科目の仕訳ルールは、発生は左側(借方)、取消は右側(貸方)に記帳することです。
では、下記の具体例で旅費交通費の仕訳をご確認ください。

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旅費交通費の仕訳例

社員が取引先へ訪問した際の電車代500円を現金で支払った。

借方 金額 貸方 金額
旅費交通費 500 現金 500

社員の移動のための電車代を会社が支払うことにより、旅費交通費という費用が500円発生していますので、左側(借方)に「旅費交通費500円」と記入してください。同時に現金という資産が500円減少していますので右側(貸方)は「現金500円」となります。

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