正規の簿記の原則とは(企業会計原則・一般原則)

企業会計原則第一 一般原則・二 正規の簿記の原則

企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない。

正規の簿記の原則とは、正確な会計帳簿の作成、及びその正確な会計帳簿を基に財務諸表を作成する事を要請する原則とされています。これは、正確な会計帳簿から誘導的に財務諸表を作成する誘導法を要請する原則といえます。

正確な会計帳簿とは

正規の簿記の原則でいう正確な会計帳簿とは、以下の要件を満たす会計帳簿であるとされています。

1.網羅性 記録すべき取引はすべて網羅的に記録されており、漏れがあってはならないことを意味します。
2.検証可能性 記録は証拠資料にもとづいたものであり、検証可能でなければならないことを意味します。
3.秩序性 全ての記録が相互に関連し、組織的・秩序的になされていなければならないことを意味します。

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